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【サポート実績】マウスコンピューターNG-N-i7931SA1 | ウイルス感染? Windows 11のクリック不良、手がかりは「いつものマウス」

2 分前
読了時間: 5分

「起動すると複数のウェブサイトが開く」「スタートメニューからシャットダウンできない」

今回は、ウイルス感染が疑われるマウスコンピューターNG-N-i7931SA1のノートパソコンをお預かりしました。


マウスコンピューターNG-N-i7931SA 白いテーブル上で少し開いた黒いG-TuneゲーミングノートPC。Intelステッカーが見え、オフィス風の床が背景。

確認すると、マウスポインターは動くものの、クリックしても反応しない場所があります。設定画面やエクスプローラーの動きも不安定で、普通に使える状態ではありません。

ところが、調査を進めた先で大きな手がかりになったのは、お客様が普段使っていた有線マウスでした。



クリックできない。でも、完全に止まっているわけではない

最初に気になったのは、操作によって反応が違うことです。

  • スタートメニューは表示されても、その先を選べない

  • タスクバーのアイコンをクリックしても反応しない

  • エクスプローラーのアドレスバーを操作できない

  • 右クリックのメニューは表示される

  • Tabキーで移動すると、操作できる場合がある

画面全体が固まっているわけではなく、動く部分と反応しない部分が混在しています。

この段階では、Windowsの不具合、常駐ソフトの影響、ユーザー設定の問題など、複数の可能性を考えて調べる必要がありました。



Windowsの修復と、別ユーザーでの確認

アプリやデータを引き継ぐ形でWindowsを上書き修復しましたが、それだけでは改善しません。

続いてセーフモードで起動し、追加したテスト用ユーザーでも操作を確認。ユーザーを変えても似た症状が残るため、元のユーザー設定だけが原因とも考えにくい状況です。

さらに、Windows標準の検査機能でシステムの状態を調べました。

  • SFC:システムファイルの整合性を確認

  • DISM:Windowsの修復に使うコンポーネントストアを確認

この時点の検査では、対象となるファイルやコンポーネントストアの破損は検出されませんでした。

「Windowsが大きく壊れている」と断定できる結果ではありません。それでも操作の不具合は残り、調査は続きます。



セキュリティ機能にも、確認が必要な状態が

インストールされていたスーパーセキュリティも、正常に開けませんでした。

そこで、メーカーが提供する専用削除ツールを使ってアンインストールし、Windows標準のMicrosoft Defenderで検査する方針に変更します。

ところが、今度はDefenderのスキャンが開始できません。

状態を調べると、エンジンのバージョンが「0.0.0.0」と表示され、スキャンに必要なエンジンを認識できていない状態でした。



別の正常なパソコンでMicrosoft公式の更新ファイルを用意し、USBメモリー経由で適用。更新後はエンジンと定義情報を認識し、リアルタイム保護も有効になりました。


Windowsデスクトップ上で管理者権限のPowerShellにGet-MpComputerStatusの結果が表示され、Defender設定や更新日時が並ぶ青い画面

フルスキャンは約30分で完了。今回の検査では、脅威の検出履歴は確認されませんでした。

ただし、これは「今回の検査で検出されなかった」という結果です。症状だけでウイルス感染と決めつけることも、スキャン結果だけですべてを説明することもできません。



常駐ソフトを戻しても正常。これで改善した?

Microsoft以外のサービスやスタートアップアプリを停止して動作を確認する、クリーンブートによる切り分けも行いました。

その後、クリック操作が正常になったため、サービスやスタートアップ項目を段階的に戻していきます。

サービスをすべて有効に戻しても問題は再発せず、Box、OneDrive、Edge、Realtekの音声関連項目を戻した状態でも正常です。

シャットダウンからの起動も3回続けて成功。

ここまで来ると、「途中の修復や削除処理で改善したのでは」と考えたくなります。ただ、以前は同じように常駐項目を止めても不調が残っていたため、何が決め手だったのかは分かりませんでした。



お客様のマウスを接続すると、元の症状が再発

状況が大きく変わったのは、お客様が普段使っていた有線マウスを接続し、再起動したときです。

黒い有線マウスと巻かれたケーブルがベージュの机上に置かれている。ロゴ「CTUNE」が見える】【。

それまで正常だったクリック操作が、再び不安定になりました。

さらに、マウスを別のものに交換しても、その場では改善しません。いったん強制終了し、問題のマウスを外した状態で立ち上げ直すと、正常に操作できるようになります。

この経過から、マウス本体やケーブル、USB入力処理が関わっている可能性が高まりました。

「マウスを交換しても直らなかった」という結果だけで、マウス側の問題を除外できなかったことも、今回の重要な点です。



マウスがWindowsを壊したのか?

現時点で、マウスの誤操作によってWindowsのシステムファイルが壊れたという証拠はありません。

疑っているのは、ボタンの異常入力や、接続をきっかけとした入力処理の不具合です。例えば、押しっぱなしに相当する信号などがあれば、見た目には「Windowsが反応しない」ように感じられる可能性があります。

ただし、内部で何が起きていたかまでは確認できていません。マウス単体の故障なのか、このPCのUSB接続やドライバーとの組み合わせなのかは、別の検証用PCでも比較して判断する必要があります。

また、Defenderがスキャンできなかった状態は別途確認され、更新によって復旧しています。今回見つかった現象を、すべて一つの原因で説明できるとは限りません。



パソコンの不調は、周辺機器も含めて確認を

今回の調査では、Windowsの修復やセキュリティ機能の確認を進めたあと、普段使っていたマウスの接続が大きな手がかりになりました。

クリックできないと、ついWindowsのフリーズやシステム障害を疑ってしまいます。しかし、入力機器の異常でも、似たような見え方になることがあります。


パソコンの不調を相談される際は、本体だけでなく、普段使っているマウスやUSB機器にも手がかりがあるかもしれません。

「いつもの機器だから大丈夫」と考えず、接続するものを一つずつ比較する。今回、改めてその大切さを感じた事例でした。


ファイブボックスではウイルス感染が疑われるパソコンの調査、ウイルス駆除だけでなく、いろいろなご相談も承ります。最近世間を騒がしている情報漏洩に関するごことも、お気軽にご相談ください。

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