【修理実績】HP ProDesk 600 G4 SFF | 電源が入らないトラブルを調査 SSD交換とWindows 11の再インストールで復旧
今回は、「電源が入らない」とご相談いただいた、HP製デスクトップパソコンの修理事例をご紹介します。
内部の接続確認や最小構成での起動確認を進めたところ、画面が表示される状態まで改善。しかし、起動時にSSDの異常を知らせる警告が表示されました。
最終的に、新品のSSDへ交換し、Windows 11を再インストールすることで、正常に動作することを確認しました。

まずは内部の接続と最小構成で確認
お預かりした段階では、通常の操作で起動できない状態でした。
ケースを開け、電源コードを抜いたうえで、電源ユニットからマザーボードにつながるコネクタを挿し直しました。
さらに、4枚取り付けられていたメモリを1枚に減らし、SSDも取り外して、最小構成で起動するかを確認しました。
この状態で電源を入れると、CPUファンが回転し、電源ランプも点灯。モニターを接続して再起動したところ、UEFIの画面が表示されるところまで進みました。
複数の条件を変更しているため、この時点では、最初に電源が入らなかった原因を一つに特定することはできません。

SSDを接続すると、起動時に警告が表示
続いて、電源を切ってSSDを接続し直したところ、起動時にSSDの異常を知らせるSMART警告が表示されました。

SMARTは、ストレージが記録している状態情報です。今回は、SSDに不具合が発生している可能性を示す警告が出ていたため、Windowsの起動や修復を繰り返す前に、お客様のデータを確認することにしました。
パソコンを使える状態に戻す作業と、故障したSSDからデータを取り出す作業は、分けて進めます。
別のパソコンに接続してデータを確認
SSDを取り外し、USB変換アダプターを使って、別の正常なパソコンに接続しました。
ところが、最初はエクスプローラーにドライブが表示されず、「ディスクの管理」も読み込みに時間がかかる状態でした。
その後、ディスクの管理でSSDの領域を確認できたため、ドライブ文字を割り当てたところ、エクスプローラーにも表示されるようになりました。
ただし、ドライブが表示されたことだけで、SSDや保存データが正常だとは判断できません。 元のパソコンでは警告も出ており、接続時の動作も不安定だったため、慎重に扱う必要がある状態でした。
旧SSDについては、お客様と相談のうえ、データ救出などの今後の対応を決めることにしています。
新品SSDに交換してWindows 11を再インストール
パソコン本体の復旧には、新品のSSDを使用しました。
交換後、USBインストールメディアからWindows 11を新しくインストールし、正常に動作することを確認しました。
今回確認できた内容をまとめると、次のようになります。
項目 | 確認・作業内容 |
ご相談内容 | 電源が入らない |
内部の確認 | 電源コネクタの挿し直し、メモリ1枚・SSDなしで起動確認 |
起動確認 | UEFI画面の表示を確認 |
旧SSDの状態 | 起動時にSMART警告。別のPCへの接続でも不安定な挙動あり |
修理内容 | 新品SSDへの交換、Windows 11の再インストール |
修理後 | 正常動作を確認 |
旧SSDの対応 | お客様と相談して決定予定 |
なお、最初の電源不良については、内部接続やメモリ構成を変更した後に改善しています。SSDの不具合は確認できましたが、電源が入らなかった原因までSSDだったとは断定していません。
起動しないパソコンも、順番に原因を切り分けます
「電源が入らない」「画面が出ない」「Windowsが起動しない」は、似ているようでも、確認する箇所が異なります。
今回は、内部接続と最小構成での確認から進めることで、起動時のSSD警告を確認でき、新品SSDへの交換とWindows 11の再インストールで復旧できました。
ファイブボックスでは、パソコンの起動トラブルやSSD交換などのご相談を承っています。保存されているデータの必要性もお伺いしながら、状態に合わせて対応いたします。





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