【サポート実績】Canon TS5430がUSB接続でも印刷できない!ドライバーと接続設定の見直しで復旧
今回は、キヤノンのインクジェット複合機「PIXUS TS5430」が、パソコンとUSBケーブルで接続されているのに印刷できないというご相談です。

Windowsの設定にはプリンター名が表示されるものの、状態は「エラー」。ドライバーをインストールし直しても、今度はスキャナーの設定だけが表示され、印刷するための項目が出てきませんでした。
最終的には、Windowsの印刷関連設定を見直し、USBポートと純正ドライバーを指定してプリンターを手動登録することで、テストページの印刷まで確認できました。
USBケーブルはつながっているのに、プリンターは「エラー」
使用していたのは、Windows 11搭載のノートパソコンとCanon TS5430。パソコン側では「Canon TS5400 series」という名前で登録されていました。
最初の状態は、次のとおりです。
Windowsの「プリンターとスキャナー」に機種名が表示される
プリンターの状態は「エラー」
テストページを印刷しようとしても出力されない
プリンター名が一覧にあると、設定は済んでいるように見えます。しかし、名前の登録が残っていることと、実際に印刷できることは別です。まずは接続先と、使われているドライバーを確認することにしました。

登録されていたのはWindows標準のドライバー
「プリンターのプロパティ」を開き、「ポート」タブを確認すると、接続先には「USB001」が選ばれていました。
続いて「詳細設定」タブを見ると、ドライバーの欄は「Microsoft IPP Class Driver」。キヤノン純正ではなく、Windows標準のドライバーが使用されている状態です。
Windows標準のドライバーで正常に使えるプリンターもあります。そのため、この名前だけで不具合と決めつけることはできませんが、今回は印刷できていないため、メーカー純正ドライバーで設定をやり直す方針にしました。
純正ドライバーを入れても、スキャナーしか表示されない
キヤノン公式サイトからTS5430用の「MP Drivers」をダウンロードし、インストールを実施。既存のプリンター登録を削除して、再設定も行いました。
ところが、インストーラーでは完了と表示されても、Windowsの設定画面にはスキャナーのアイコンと設定項目だけが表示されます。プリンターのプロパティやテスト印刷の項目がありません。
「インストール完了」と出たからといって、印刷用の登録まで正常にできているとは限らない。 今回は、そこが分かりにくいポイントでした。
Windows Ready Printの設定を確認
そこで、Windows側の印刷関連設定を確認しました。
「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」の下部には、似た名前の設定があります。
設定項目 | 今回の確認結果・対応 |
Windows保護印刷モード | 無効だったため、そのまま維持 |
Windows Ready Printを使用した既定のインストール プリンター | オンになっていたため、オフに変更 |
キヤノン公式サポートでも、Windows Ready Printの影響により、純正プリンタードライバーのインストールが完了しない場合があると案内されています。その対処として、同機能をオフにしてからドライバーをインストールする手順が紹介されています。
今回はこの設定をオフにし、純正インストーラーによる設定を行いました。ただ、それでも印刷用の登録ができなかったため、次に手動追加を試します。
なお、保護印刷モードとReady Printは別の項目です。今回、保護印刷モードを無効にする操作は必要ありませんでした。
USBポートと純正ドライバーを指定して手動登録
次に、Windowsのプリンター追加画面から、使用する接続先とドライバーを直接指定しました。
作業の流れは次のとおりです。
プリンターの電源を入れ、USBケーブルでパソコンに接続する
「プリンターとスキャナー」で「デバイスの追加」を選ぶ
「プリンターが一覧にない場合」の「新しいデバイスの追加」または「手動で追加」を開く
「ローカルプリンターまたはネットワークプリンターを手動設定で追加する」を選ぶ
「既存のポートを使用」で、今回の接続先「USB001」を指定する
製造元「Canon」、プリンター「Canon TS5400 series」を選択する
ドライバーの選択が表示されたら、現在インストールされているドライバーを使用する
登録を完了し、テストページを印刷する
ドライバーの選択画面には「Canon TS5400 series」があり、純正ドライバー自体はパソコンに入っていることが確認できました。これをUSBポートに対応付けて、印刷用の登録を作成します。
※USBポートの番号は環境によって異なります。別のパソコンでも必ず「USB001」を選べばよい、というわけではありません。
また、自動検索では「DIRECT-…-TS5400series」という候補も表示されました。これはWi-Fi Direct用の接続先です。今回はUSB接続で使うため、USBポートを指定して進めています。
テストページが印刷され、復旧を確認
手動登録を完了してテストページの印刷を実行すると、プリンターが動き始め、正常に用紙が出てきました。
今回の作業では、プリンター本体やUSBケーブルの交換は行わず、ドライバーとWindows側の登録・設定の調整で印刷が復旧しています。
初期状態ではWindows標準のIPPドライバーが使われ、純正ドライバー導入後も印刷用の登録が正常に作られていませんでした。Windows Ready Printの影響も考えられますが、今回は複数の設定を変更しているため、それだけが唯一の原因だったとは断定できません。
復旧を確認できたのは、Ready Printをオフにしたうえで、USBポートと純正ドライバーを指定して手動登録した後です。
プリンターが表示されるのに印刷できないときは
「機種名が出ているのに印刷できない」「ドライバーを入れたはずなのにスキャナーしか表示されない」。こうした症状では、接続先、ドライバー、Windows側の印刷設定を順に確認することが大切です。
ファイブボックスでは、プリンターの接続設定や、パソコンから印刷できなくなった場合の原因調査・再設定にも対応しています。
長野県上田市周辺でパソコンや周辺機器のトラブルにお困りの方は、お気軽にご相談ください。





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