【出張サポート実績】パソコンが頻繁にフリーズ!タスクマネジャーで見つかった「ファイル履歴」のメモリ大量消費
今回は、パソコンが操作中に頻繁にフリーズするというご相談を受け、出張サポートに伺いました。
「1か月ほど前から動作が不安定になり、ストレージやメモリに関する修復操作を試しても改善しない」とのこと。Google検索やYouTubeの視聴中にも不具合が起き、ときには「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」という画面が表示される状態でした。
調査を進めると、Windowsのバックアップ機能に関係するプログラムが、大量のメモリを確保していることが分かりました。

まずはエラー表示と使用状況を確認
今回のパソコンは、Intel Core i5-12400、メモリ16GB、NVMe SSDを搭載した富士通のESPRIMOです。
現地では、お客様から普段の使い方と症状を伺い、撮影していただいたエラー画面も確認しました。
表示されていたのは、次のようなエラーです。
WerFault.exeのアプリケーションエラー「0xc000012d」
再起動を伴う停止画面「0xC000009A」

これらは、仮想メモリやシステムリソースの不足を示す手がかりになります。ただし、エラー表示だけで「メモリ部品が壊れた」と判断できるわけではありません。
まずは、Windows上で何がメモリを使っているのかを確認しました。
メモリ使用率だけでは見えない問題
タスクマネージャーで確認したところ、物理メモリの使用量は約11.8GB。使用率は75%で、まだ空きがありました。
一方で、気になったのが「コミット済み:39.1/51.6GB」という表示です。
「コミット済み」は、Windowsやアプリが確保しているメモリ量と、その上限を示します。物理メモリの使用率だけでは分からない、メモリ確保の状況を確認する手がかりです。
この時点では上限に達していませんでしたが、何がこれほど多くのメモリを確保しているのか、詳しく調べる必要がありそうです。
約30GBを確保していた「ファイル履歴管理ツール」
タスクマネージャーの「詳細」で、各プログラムの「コミットサイズ」を大きい順に並べました。
すると、一番上に表示されたのが「fhmanagew.exe」です。
このプログラムだけで、約30.4GBものメモリを確保していました。
プロパティを確認すると、ファイルの説明は「ファイル履歴管理ツール」。Windows標準のバックアップ機能「ファイル履歴」に関係するプログラムでした。

ファイル履歴は、ドキュメントやデスクトップなどの対象ファイルを外付けストレージなどへ定期的にコピーし、以前の状態を残す機能です。誤って削除したり、上書きしたりしたファイルを戻す際に役立ちます。
今回は、このバックアップ関連のプログラムが、メモリの大半を確保している状態でした。
処理を停止すると、メモリ確保量が大幅に減少
原因を切り分けるため、該当するプログラムの処理を一時的に終了しました。
その前後で、メモリの数値は次のように変化しました。
確認項目 | 処理停止前 | 処理停止後 |
コミット済み | 39.1GB | 8.8GB |
物理メモリ使用量 | 11.8GB | 6.1GB |
物理メモリ使用率 | 75% | 39% |
コミット済みの数値が約30GB減少したことから、大量のメモリを確保していた主体が、このプログラムだったことを確認できました。

保存先が切断されたまま、バックアップ機能がオンに
続いて、コントロールパネルから「ファイル履歴」の設定を確認しました。
保存先には外付けストレージが登録されていましたが、画面上では「切断済み」と表示され、その状態でファイル履歴はオンになっていました。

ただし、保存先が接続されていないことだけで、今回のメモリ大量消費が起きたとは断定できません。
確認できたのは、保存先が切断された状態で機能が有効になっていたことと、管理プログラムが大量のメモリを確保していたことです。関連する処理で何らかの不具合が起きていた可能性を考え、今回はファイル履歴をオフにして動作を確認することにしました。
設定変更と再起動後は、メモリ使用量が安定
ファイル履歴をオフにしたうえで、パソコンを再起動しました。
その後は、メモリ使用量が低い状態で安定していることを確認できました。
今回の調査では、ファイル履歴管理ツールによるメモリの大量消費が、不調に関係していた可能性が高いと考えられます。現地での確認では改善が見られましたが、引き続き普段の使い方で再発しないかを見ていくことが大切です。
なお、ファイル履歴をオフにしても、普段使っているファイルや既存のバックアップが削除されるわけではありません。ただし、この機能による今後の自動バックアップは停止します。大切なデータについては、別途バックアップ方法を確認しておく必要があります。
フリーズの原因は、部品故障とは限りません
パソコンが固まったり、突然再起動したりすると、「故障したのでは」「買い替えが必要なのでは」と心配になります。
しかし、今回のように、バックグラウンドで動いているプログラムのメモリ消費が関係しているケースもあります。
ファイブボックスでは、症状やエラー表示、使用状況を確認しながら原因を切り分け、設定の見直しや修理、買い替えも含めてご相談を承っています。
出張サポートのご案内
パソコンの持ち運びが難しい場合や、ご自宅での使用環境を確認する必要がある場合は、出張サポートをご利用いただけます。
出張エリア | 出張費 |
上田市近隣地域:教室から車で15分以内の圏内 | 3,000円 |
上田市の上記以外の地域、および近隣市町村 | 4,000円 |
近隣市町村は、東御市・小諸市・坂城町・青木村・長和町・立科町などが対象です。
※上記は出張費です。診断・設定・修理などの作業料金については、別途お問い合わせください。
「頻繁にフリーズする」「エラーが出て再起動する」「自分で調べて対処したけれど改善しない」といったお困りごとがありましたら、ファイブボックスへお気軽にご相談ください。





コメント