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【出張修理実績】Beelink SER4|電源が入らないミニPCを診断・マザーボード故障を特定

8月24日
読了時間: 3分

今回は、電源ボタンを押してもまったく起動しないミニPC 出張修理をご依頼いただきました。

お預かりしたのは Beelink SER4。一般的なデスクトップPCとは違い、外付けACアダプターから電源を供給するタイプの小型PCです。

調査対象、起動不良のBeelink SER4


症状

お客様からのご相談は、

「電源ボタンを押しても何も反応しない」

というものでした。

電源ランプも点灯せず、ファンも回らない完全無反応の状態です。



まずACアダプターを確認

最初にACアダプター単体の出力をテスターで確認しました。

本体は19V入力仕様で、ACアダプターからは正常な電圧が出ていることを確認。

ところが、本体へACアダプターを接続すると、ACアダプター側のLEDが消灯します。

ACアダプターを本体から外すと、再びLEDが点灯します。

この症状から、PC本体側で過電流が発生し、ACアダプターの保護回路が動作している可能性が高いと判断しました。


通常はLEDがつくが、PCに接続時にはつかない


本体を分解して基板を確認

底面カバーを外して内部を確認します。

搭載されていたマザーボードは、AZW_SER4_V11 というSER4専用基板でした。

DCジャック周辺をテスターで確認すると、入力ラインとGND間の抵抗値が低い状態になっており、電源入力回路周辺に異常がある可能性が考えられました。



サーモカメラで発熱箇所を確認

さらにサーモカメラを使用して、ACアダプターを接続した瞬間の基板温度を確認しました。

すると、DC入力付近にある2か所の電子部品が瞬間的に発熱することを確認できました。

その直後にACアダプターの保護回路が働き、電源供給が停止します。

この結果から、

  • 入力MOSFET

  • 電源保護回路

  • 電源IC

  • 周辺コンデンサ

  • その先の電源ライン

など、マザーボード上の電源回路に故障がある可能性が非常に高いと判断しました。


接続した瞬間に熱を持つコンデンサ



今回の診断結果

ACアダプター自体は正常でした。

しかし本体へ接続すると保護回路が働いて電源が落ちるため、今回の故障原因は、マザーボード上の電源回路不良である可能性が高い状態です。

お客様には、

  • マザーボード交換

  • マザーボードの基板修理

の2通りをご案内しました。

SER4のマザーボードは専用品で、基板単体の流通量が少ないため、部品の入手状況によっては基板上の故障部品を特定して交換する修理のほうが現実的になる場合もあります。



まとめ

今回は「電源が入らない」という症状でしたが、ACアダプターだけでなく、

電源接続時の電圧・抵抗値・保護回路の動作・サーモカメラによる発熱確認

まで行うことで、マザーボードの電源回路まで故障箇所を絞り込むことができました。


ファイブボックスでは、出張修理のご対応も行っております。

出張料金は、

  • 上田市中心部(教室から15分圏内)で3,000円

  • その他上田市で、4,000円

  • 上田市近隣市町村(坂城町、東御市、青木村、長和町、小諸市など)4,000円


一般的なパソコン修理だけでなく、今回のようなミニPCの電源トラブルや基板故障の診断にも対応しています。

「突然電源が入らなくなった」「ACアダプターを交換しても直らない」「メーカー修理では本体交換と言われた」

といった症状でも、まずはお気軽にご相談ください。

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