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【修理実績】HP 245 14 inch G10 | 電源は入るのに画面が映らない。液晶パネル交換で復旧

4 時間前
読了時間: 4分

今回は、「電源を入れてもパソコンが立ち上がらない」というご相談でお預かりした、HPのノートパソコンの修理をご紹介します。

機種は HP 245 14 inch G10 Notebook PC。

HP 245 14 inch G10 白いテーブルに置かれたHPのグレーのノートPC。少し開いた状態で、静かなオフィス風の空間にある。

途中でWindowsの起動エラーも現れたため、画面の故障だけなのか、それとも別の問題もあるのか、順番に切り分けていきました。



電源ランプは点灯。でも画面は真っ暗

お預かり時は、電源ボタンを押しても内蔵画面に何も表示されません。キーを操作するとビープ音が鳴る場面もあり、見た目だけでは、パソコンが起動しているのかどうかも判断しにくい状態です。

そこで、HDMIケーブルで外部モニターに接続。すると、外部モニターにはBIOSの画面が表示されました。

HPのBIOS Setup Utility画面を表示した外部モニターと、黒画面のHPノートPCが白い机に接続されたオフィス風景。

少なくとも、本体はBIOSを表示できるところまで動いています。これを手がかりに、内蔵画面の表示不良と、その先のWindowsの起動状態を確認することにしました。



診断ツールでSSDの状態をチェック

外部モニターで確認を続けると、Windowsの回復画面に 「0xc0000225」 というエラーが表示されました。「要求されたデバイスが接続されていないか、アクセスできません」という内容です。

画面が映らないことに加え、SSDやWindowsの起動情報にも問題があるのでしょうか。

まずはHPのハードウェア診断ツールを使い、SSDのクイックテストを実施しました。

  • SMARTチェック:合格

  • SSD消耗チェック:合格(摩耗1%)

  • ショートDSTチェック:合格

今回の検査では、SSDの異常は検出されませんでした。

ただし、この結果だけでWindows側の問題や、断続的な不具合まで否定できるわけではありません。引き続き、起動時の反応を調べていきます。



電源が落ちているのか、映像が消えているのか

起動を試すと、ロゴが出たあとに外部モニターも「出力なし」の表示になる場面がありました。

一見すると電源が落ちたように見えますが、本体の電源ランプは点灯したまま。Caps Lockキーを押すと、ランプも切り替わります。

ファンが止まっていても、それだけで電源が切れたとは判断できません。画面が消えたときに、ランプやキー操作への反応が残っているかも、切り分けの手がかりになります。

続いてWindowsのインストールUSBから起動すると、外部モニターにセットアップ画面を表示できました。

一方、内蔵画面にはBIOSもUSB起動時の画面も表示されません。Windowsの設定やドライバーだけでは説明しにくいため、液晶パネルやケーブルなど、内蔵画面側の確認を進めます。

なお、Windowsのスタートアップ修復も試しましたが、自動修復では解決しませんでした。その先の調査ではBitLockerの回復キーが必要になったため、Windows側の作業はいったん保留としています。



液晶ケーブルを挿し直しても変化なし

内蔵画面をよく見ると、外部モニターへ映像が出るタイミングで、画面全体がうっすら明るくなります。ただし、文字や映像は見えません。

バックライトは点灯している可能性がありますが、この段階では液晶パネルの故障と断定できません。ケーブルの接触不良や断線、本体側の信号回路なども候補です。


ノートPCの内部。青いマザーボードに冷却ファン、RAM、SSD、黒いバッテリーが見え、分解・修理中の状態。

ACアダプターと内蔵バッテリーを外し、基板側の液晶ケーブルを挿し直して確認しましたが、症状は変わりませんでした。

元の液晶パネルの型番は、INNOLUX「N140HCA-ELK」。

次は、別のパネルを仮接続し、表示の違いを確認します。



検証用パネルで表示が復活。Windowsも起動!

切り分けのために検証用パネルを接続すると、HPのロゴが表示されました。さらに、そのままWindowsのログイン画面まで進むことも確認できました。

同じ本体・同じ液晶ケーブルで、パネルを替えると映像が表示されます。この結果から、元の液晶パネルの不良と判断しました。

今回の検証用パネルは、以前コネクターの不具合で交換したものです。原因を絞り込むための確認にとどめ、お客様へお渡しする交換用パネルは別途手配することにしました。


なお、途中で表示された「0xc0000225」の起動エラーと、液晶不良との因果関係までは特定していません。パネルを替えた状態でWindowsが起動したため、追加のWindows修復よりも、液晶交換と動作確認を優先しています。



新しい液晶パネルに交換して修理完了

手配した新しい液晶パネルに交換し、内蔵画面が正しく表示され、Windowsも正常に起動・動作することを確認できました。

「電源を入れても立ち上がらない」というご相談でしたが、今回の修理は液晶パネル交換で完了です。

画面が真っ暗だと、本体そのものが動いていないように感じられます。しかし、外部モニターへの表示やキー操作への反応を調べることで、故障箇所を絞り込める場合があります。


ファイブボックスでは、画面が映らない、起動しないといったパソコンの不具合も、症状を確認しながら原因を調査しています。上田市周辺でパソコンのトラブルにお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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