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【修理実績】MINISFORUM ミニPC|停電後に「Secure Boot Violation」でWindowsが起動しない症状を修復

2 分前
読了時間: 3分

今回は、停電後からWindowsが起動しなくなったMINISFORUMのミニPCをお預かりしました。

MINISFORUM ミニPC

電源を入れるとWindowsの画面には進まず、赤い画面に次のエラーが表示されます。

Secure Boot ViolationInvalid signature detected. Check Secure Boot Policy in Setup

Secure Boot ViolationInvalid signature detected. Check Secure Boot Policy in Setup

停電を境に突然発生したとのことでしたので、まずはBIOS(UEFI)の設定やSSDの状態から確認していきます。



SSDは認識されているもののWindowsが起動しない

BIOSを確認すると、内蔵されているNVMe SSD自体は正常に認識されていました。

そのため、SSDそのものが完全に故障している可能性は低そうです。

一方で、起動デバイスを確認すると、本来表示されるはずの「Windows Boot Manager」が正常に認識されていない状態になっていました。

WindowsがUEFI方式で起動する際には、SSD内の「EFIシステムパーティション」に保存されている起動用ファイルを使用します。

今回は停電のタイミングで、この起動に必要な情報の一部が破損した可能性が考えられます。



Secure Bootの設定も確認

エラーメッセージに「Secure Boot Violation」と表示されていたため、BIOS内のSecure Boot関連設定も確認しました。

初期設定への復元なども試しましたが、症状は改善しません。

そこでWindowsのインストールメディアから回復環境を起動し、SSD内部を詳しく確認することにしました。



EFI領域を確認

回復環境のコマンドプロンプトから「diskpart」を使用してパーティション構成を確認。

Windowsが保存されている領域だけでなく、FAT32形式のEFIシステムパーティションも存在していることを確認できました。


つまり、SSDやWindowsのデータそのものが消えているのではなく、Windowsを起動するためのブート情報に問題が発生している可能性が高い状態です。



Windows Boot Managerを再構築

EFIシステムパーティションにドライブレターを割り当てたうえで、Windowsの「bcdboot」コマンドを使用してブートファイルを再構築しました。

bcdboot C:\Windows /s S: /f UEFI

処理は正常に完了。

再びBIOSを確認すると、それまで表示されていなかった「UEFI NVME: Windows Boot Manager」が起動デバイスとして認識されるようになりました。

ただし、この段階ではまだSecure Boot Violationが発生したため、古いEFIブート情報を退避し、新しいブート情報を改めて生成。


その結果、Secure Boot Violationのエラーが解消し、Windowsが正常に起動するようになりました。



今回の原因は?

今回の症状は停電直後から発生しているため、停電による突然の電源断がきっかけとなり、EFIブート領域やWindows Boot Managerなど、Windowsの起動に必要な情報に不整合・破損が発生した可能性が高いと考えています。

SSDそのものやマザーボードの故障ではなく、起動情報を再構築することで復旧できました。

なお、Windowsが起動したからといって完全に安心とは限りません。

突然の電源断ではWindowsのシステムファイルにも影響が残る場合があるため、復旧後は

sfc /scannow

などによるシステムファイルの確認も行います。



ファイブボックスでは、パソコンが起動しない場合も、すぐに初期化するのではなく、症状を確認しながら可能な限りデータを残した状態での復旧を検討しています。

パソコンの起動トラブルでお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

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