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【修理実績】NEC VersaPro VKL41/F-Z | バッテリー交換とHDD→SSDクローン|DiskGeniusでWindows環境をそのまま移行

3 時間前
読了時間: 5分

今回は、NECのノートパソコン VersaPro VKL41/F-Z のバッテリー交換と、内蔵HDDからSSDへの交換作業を行いました。


白い机の上に開いた黒いノートPC。画面は消灯して真っ黒で、黒いキーボードと青いIntel Coreシールが見える】【。

SSDへの移行では、現在使用しているWindowsやデータ、設定をできるだけそのまま残すため、DiskGeniusを使ってシステムを丸ごと移行しています。

作業途中では、普段使用しているDiskGeniusの起動USBがこのパソコンでは正常に起動しないというトラブルもありましたが、Windows上からDiskGeniusを起動する方法に切り替え、無事にSSDへの移行まで完了しました。



今回お預かりしたパソコン

今回の機種はこちらです。

項目

内容

メーカー

NEC

シリーズ

VersaPro

型番

VKL41/F-Z

本体型番

PC-VKL41FB8J3IZ

ストレージ

500GB HDD

交換先

512GB SSD

作業内容

バッテリー交換・SSDへのシステム移行



まずはバッテリーを交換

バッテリーを取り外し、現物の型番を確認しました。

搭載されていたバッテリーは、L18M3PF2 という型番です。

主な仕様は、

  • 電圧:11.25V

  • 容量:36Wh

  • Typical Capacity:3280mAh

互換バッテリーを用意し、形状・コネクター位置・固定ネジ位置を確認してから交換しました。

ノートパソコン用バッテリーは、見た目が似ていても電圧やコネクターが異なることがあります。

そのため、パソコン本体の型番だけで判断するのではなく、実際に取り付けられているバッテリーの型番を確認してから部品を手配するのが確実です。


分解されたLenovoノートPCの内部。上に外したバッテリー2個、中央に基板と冷却ファン、右にメモリ、下にHDDが見える。



続いてHDDをSSDへ交換

今回は、元の500GB HDDから、新しい512GB SSDへWindows環境をそのまま移行します。

単純にWindowsを新規インストールするのではなく、

  • Windows

  • インストール済みソフト

  • ユーザーデータ

  • 各種設定

  • 回復領域

  • EFIシステム領域

などをまとめてSSDへ移します。

使用したソフトは DiskGenius です。



最初はDiskGeniusの起動USBを使用

普段使用しているDiskGeniusのWinPE起動USBを挿し、USBから起動しようとしました。

Windowsの回復メニューから、デバイスの使用 → UEFI: Verbatim STORE N GO を選択しましたが、今回は正常に起動せず、エラーコード 0xc000000f が表示されました。

このUSBメモリは数日前に別のパソコンで正常に使用できていたため、USB自体の故障というより、

  • PCごとのUEFI仕様の違い

  • Secure Bootなどの設定差

  • USB内のWinPE環境が古い

  • UEFIとの相性

などが原因として考えられます。


同じ起動USBでも、すべてのパソコンで必ず起動できるとは限りません。



Windows版DiskGeniusへ切り替え

今回は起動USBにこだわらず、一度Windowsを通常起動。

DiskGeniusの公式サイトから最新版をダウンロードしてインストール。


DiskGeniusの日本語ダウンロードセンター画面。無料/64ビット/32ビット版のダウンロードボタンとGoogleドライブリンクが並ぶ。

DiskGeniusを起動すると、

コピー元:WDC WD5000LPZX 約466GB

コピー先:新しい512GB SSD 約477GB

の両方が正常に認識されました。


ここでコピー元とコピー先を間違えると、元のデータを消してしまう可能性があります。

クローン作業では、ディスク型番と容量を必ず確認してから実行することが重要です。



System Migrationを使用

DiskGeniusには「Clone Disk」もありますが、WindowsがインストールされたディスクをSSDへ移行する場合は、System Migration(システム移行)を使用できます。

今回は、内蔵HDD → USB接続した新しいSSD という構成でシステム移行を行いました。

DiskGenius側で、

  • EFI System Partition

  • MSR

  • Windows

  • 回復領域

なども含めて、自動的に移行先SSDの構成を作成してくれます。



Reboot to WinPEでコピー

Windowsを起動したままコピーする「Hot Migration」も選択できますが、今回はより安全に作業するため、Reboot to WinPE を選択しました。

Windowsを終了して一時的なWinPE環境へ再起動し、そこでシステムをコピーします。

起動中のWindowsファイルを直接コピーする必要がないため、システムドライブの移行では安心感があります。

コピー中は、

  • ACアダプターを接続

  • SSDのUSBケーブルを抜かない

  • 電源を切らない

ように注意します。

今回は約50GBほどのデータをコピーしました。




クローン完了後の確認

コピー完了後は自動的に再起動しました。

Windows上で再度DiskGeniusを確認すると、新しいSSD側にも、

  • SYSTEM

  • MSR

  • Windows

  • WinRE

などのパーティションが正常に作成されていました。

元のCドライブとSSD側Windows領域の使用容量には多少差がありましたが、一時ファイルやBitLockerなどの影響による差もあるため、構成に問題がないことを確認して次の工程へ進みます。



SSDを内蔵して起動確認

最後にパソコンの電源を完全に切り、

元のHDDを取り外して、新しいSSDへ交換。

SSD単体の状態で電源を入れます。

無事にWindowsが起動しました。

これで、HDD → SSDへのシステム移行成功です。

Windowsの再インストールや各種ソフトの入れ直しを行わず、これまで使っていた環境をそのままSSDへ移すことができました。



SSD化のメリット

HDDからSSDへ交換すると、パソコンの体感速度は大きく改善します。

特に、

  • Windowsの起動

  • アプリの起動

  • ファイルの読み書き

  • Windows Update

  • 再起動

などが高速になります。


今回は変更前に5分以上かかっていた立上りまでの時間が、20秒程度と圧倒的な高速化を実現することができました。


パソコン自体はまだ使用できるものの、「最近かなり遅くなった」と感じる場合は、メモリ増設と並んでSSD交換は効果の大きいアップグレードです。



今回のポイント

今回の作業では、最初に予定していたDiskGeniusの起動USBが正常に起動しませんでした。

しかし、Windowsがまだ起動できる状態だったため、

Windows版DiskGenius → System Migration → WinPE再起動

という別の方法へ切り替えることで、問題なくSSDへ移行できました。

修理作業では、一つの方法が使えなかった場合に、別の方法へ切り替えて対応できることも大切です。

また、以前は使えていた起動USBでも、新しいパソコンや異なるUEFI環境では使用できない場合があります。

修理用USBについても、定期的に最新版のWinPE環境へ作り直しておくと安心です。



ファイブボックスでは、パソコンのSSD交換、バッテリー交換、Windowsの起動トラブルなどのご相談にも対応しています。

「パソコンが遅くなってきたけれど、買い替えるほどではない」という場合も、SSD交換で大きく改善できるケースがあります。

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