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【Unity 6.*】Androidスマホ向けにゲームをビルドする方法|APK作成から実機テストまで

7 分前
読了時間: 6分

前回の記事では、Unityで作ったゲームを、他のWindowsPCでプレイする方法を説明しました。 でもパソコンじゃなく、自分のAndroidスマホで動かしたいとき、ありますよね?


この記事では、Unity 6.* でAndroid向けのAPKを作成し、USB接続した実機で起動するまでを順番に解説します。Unity Hubのモジュール追加、Build Profilesの設定、スマホ側のUSBデバッグ設定まで、初めての方が迷いやすい箇所も確認していきましょう。

※画面の表示や項目名は、UnityのバージョンやAndroid端末によって多少異なります。



この記事で行うこと

  1. UnityにAndroid用のビルド機能を追加する

  2. Android端末でUSBデバッグを有効にする

  3. UnityのBuild Profilesとシーンを確認する

  4. APKをビルドして、スマホでゲームを起動する


今回は自分の端末で動作確認する方法を扱います。Google Playへの公開設定は対象外です。



Androidビルドに必要なもの

用意するもの

用途

Unity 6.3(他のバージョンでもOK)

ゲームの編集とビルド

Android Build Support

Android向けのビルド機能

Android SDK & NDK Tools

Androidアプリの作成に必要なツール

OpenJDK

ビルド時に必要なJava環境

Androidスマホまたはタブレット

ゲームの動作確認

データ転送対応のUSBケーブル

パソコンと端末の接続


Android Build Supportなどのモジュールは、使用するUnityのバージョンに対してUnity Hubから追加します。

Unity公式も、SDK・NDK・OpenJDKをUnity Hubからインストールする方法を案内しています。docs.unity3d.com



1.Unity HubでAndroid用モジュールを追加する

まずUnity Hubを開き、左側の Installs を選択します。

使用しているUnity 6.3の管理メニューから 「モジュールを加える」 を開き、次の項目を選びます。

  • Android Build Support

  • Android SDK & NDK Tools

  • OpenJDK

インストールが終わったらUnityでプロジェクトを開き、File > Build Profiles に進みます。プラットフォームの一覧にAndroidが表示されているか確認してください。





2.Android端末でUSBデバッグを有効にする

USB経由でゲームを転送するには、端末側で開発者向けオプションとUSBデバッグを有効にします。

一般的な操作の流れは次のとおりです。

  1. Android端末の「設定」を開く

  2. 「デバイス情報」または「端末情報」を開く

  3. 「ビルド番号」を7回タップする

  4. 有効になった「開発者向けオプション」を開く

  5. 「USBデバッグ」をオンにする

機種によって「ビルド番号」や「開発者向けオプション」の場所は異なります。Android公式も、ビルド番号を7回タップして開発者向けオプションを有効にし、USBデバッグをオンにする手順を案内しています。developer.android.com


3.Build ProfilesでAndroidに切り替える

Unityの File > Build Profiles を開き、Androidを選びます。

Androidのビルドプロファイルを追加・選択したら、画面に表示される Switch Platform または Switch Profile でAndroid向けの設定を有効にします。切り替えには少し時間がかかる場合があります。

ここでは、まず次の設定を確認しましょう。

項目

実機テスト時の設定

Texture Compression

最初は Use Player Settings で進める

Export Project

チェックしない

Build App Bundle(Google Play)

チェックしない

Run Device

接続したAndroid端末を選択する

Build App Bundleをオフにすると、通常の実機テストで使いやすいAPK形式でビルドできます。 AAB形式はGoogle Playへの公開時に使用する形式です。UnityのAndroidビルド設定には、これらの項目が用意されています。Unity Docs





4.Scene Listに必要なシーンを登録する

次に、ビルドに含めるシーンを確認します。File > Build Profiles > Platforms > Scene List を開いてください。


現在開いているシーンは Add Open Scenes で追加できます。タイトル画面やゲームオーバー画面など、ゲーム中に移動するシーンも忘れずに登録しましょう。UnityはScene Listに並んだ順番でシーンをビルドします。マニュアル: ビルドでシーンを管理する

たとえば、次のような構成です。

  1. TitleScene

  2. GameScene

  3. ClearScene

  4. GameOverScene

最初にタイトル画面を表示したい場合は、TitleSceneを一番上に置きます。シーンがリストに入っているだけでなく、有効になっているかも確認してください。




5.Player Settingsでアプリの情報を確認する

Build Profilesから Player Settings を開き、Android向けの設定を確認します。初めての実機テストでは、すべての項目を変更する必要はありません。まずは次の項目を押さえましょう。

項目

設定例・確認ポイント

Company Name

FiveBoxなど

Product Name

スマホに表示したいアプリ名。例:JumpGame

Package Name/Application Identifier

アプリを識別する名前。例:com.fivebox.jumpgame

Version

最初は1.0など

Bundle Version Code

最初は1など

Minimum API Level

動かしたい端末に合わせて選ぶ

Target API Level

実機テストでは設定を確認し、必要に応じて変更する

Active Input Handling

プロジェクトで使っている入力方式に合わせる

Target Architectures

テストする端末のCPUに合わせる

Package Nameはアプリごとに決める

com.fivebox.jumpgameのような名前は、Androidがアプリを識別するために使います。別のゲームを作るときは、そのゲーム用の名前を設定しましょう。UnityではAndroid用のApplication Identifierとして設定します。Unity Docs



Minimum API Levelは端末のAndroidバージョンを確認する

Unity 6.3がサポートするAndroidの下限は、Android 7.1(API level 25)です。 古い端末でテストする場合は、端末のAndroidバージョンとMinimum API Levelの設定を照らし合わせてください。Unity Docs



入力方式はゲームのコードに合わせる

新しいInput Systemを使っているプロジェクトでは、Input System Package(New) を選びます。一方、Input.GetAxisやInput.GetKeyなどを使っている場合は、Input Manager(Old) または Both が必要です。

Android向けにビルドできても、入力方式が合っていないとゲームの操作が正常に動かないことがあります。ビルド前に、ゲームのコードで使っている方式を確認しておきましょう。



ARM64を使う場合はScripting Backendも確認する

64bitのAndroid端末向けにARM64を選ぶ場合は、Scripting BackendをIL2CPPに設定します。Unity Docs



6.スマホを接続してBuild And Runを実行する

データ転送対応のUSBケーブルでAndroid端末をパソコンにつなぎます。端末に「USBデバッグを許可しますか」という確認が出たら、内容を確認して許可してください。


続いてBuild Profilesの Run Device で接続した端末を選び、Build And Run をクリックします。Unityがビルドを行い、指定した端末へアプリをインストールして起動します。Unity Docs


端末側に接続用途の選択が表示され、パソコンから認識されない場合は、「ファイル転送」などのモードを試してください。表示名や必要な操作は機種によって異なります。

初回のビルドは時間がかかることがあります。完了したら、スマホ上でゲームが始まるか、画面表示と操作に問題がないか確認しましょう。



端末が表示されない・ビルドできないときは

Run Deviceにスマホが表示されない場合

  • USBデバッグがオンになっているか確認する

  • スマホにUSBデバッグの許可画面が出ていないか確認する

  • ケーブルが充電専用ではなく、データ転送対応か確認する

  • USBポートやケーブルを替えてみる

  • Run Deviceの Refresh を押す


ビルドは成功したのに、想定した画面から始まらない場合

  • Scene Listに必要なシーンが登録されているか確認する

  • 最初に開きたいシーンがリストの先頭にあるか確認する

  • 各シーンが有効になっているか確認する


インストール後に操作できない場合

  • Player Settingsの Active Input Handling が、ゲームで使用している入力方式と一致しているか確認する


まとめ

Unity 6.3で作ったゲームをAndroidスマホで試すには、Android用モジュールの追加 → USBデバッグの有効化 → Build ProfilesとScene Listの確認 → Build And Run の順に進めます。


最初はAPK形式で自分の端末にインストールし、実際の画面サイズや操作感を確認してみましょう。パソコンのGameビューでは気づかなかった表示や入力の問題も、実機で動かすと見つけやすくなります。


この記事は ファイブボックス公式サイト note版でも詳しく公開しています。


併せてご参照ください。


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