今回は会員様よりご相談を頂きました「パワーポイントを使って、クリック時に1文字ずつ入力文字を表示させる方法」の実現について。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、自動で1文字ずつ表示させる機能は、PowerPointにデフォルトで用意されています。でもそうじゃないんです。クリックした時に1文字ずつ出したいんです。この方法、検索しても見つからなかったので標準機能で実現してみました。
1,自動で1文字ずつ文字送り
まずはPworPoint標準機能のアニメーションで1文字ずつ文字送りする方法をご紹介。
①先に対象の文字列を選択します。
②「アニメーション」メニューの「アニメーション」グループから今回は「アピール」の効果を指定しました。他のアニメーション効果でも大丈夫です。
③「アニメーション」グループの右下にあるアイコン(ここわかりにくいですよね)をクリックし、サブメニューを展開します。
④表示されたメニューの「効果」タグを展開し「テキストの動作」に「文字単位で表示」を指定します。
⑤追加で、サウンドや遅延時間などを追加すると、より効果的な演出ができます。
2,クリックで1文字ずつ文字送り
続いてクリックしたときに文字を表示させる方法です。
①まず1文字だけ入力します。
先ほどと同じように「アニメーション」メニューの「アニメーション」グループから「アピール」を指定します。他の効果でも大丈夫。
②「アニメーションの詳細設定」グループから「アニメーションウィンドウ」を表示させ、「クリック時」に表示されるように指定します。
③上で作成したオブジェクトを文字数分複製します。
それぞれのオブジェクトに順番通りに文字を入力します。サンプルでは「APPLE」と入力しました。
④では実際にスライドショーで、1文字ずつ表示されるか確認にしてみましょう。
表示されなかったら何かが間違っているので、再度①から確認してみてくださいね。
⑤ここからは、文字が横にキレイに並ぶように体裁を整えていきます。
まずは「ホーム」メニューの「段落」グループから「マーカーなし」を指定します。
⑥オブジェクトグループを右クリックするとメニューが表示されます。
「図形の書式設定」を選択します。
⑦右側に「図形の書式設定」エリアが出現します。
ここで「文字オプション」タグを指定します。
⑧「テキストボックス」を指定し各パラメーターを次の値で指定します。
・垂直方向の配置 ⇒ 左揃え
・文字列の方向 ⇒ 縦書き(半角文字含む)
・行の並び ⇒ 左から右
・テキストに合わせて図形のサイズを調整する ⇒ チェック
⑨「ホーム」メニューの「段落」グループで「行間のメニュー」を選択。
⑩「インデントと行間隔」タグで次のパラメーターを指定
・行間 ⇒ 倍数
・間隔 ⇒ 0.5
これで体裁が整いました。必要に応じ、それ以外の値も調整してみて下さい。
⑪上で作ったオブジェクトがテンプレートになります。
必要に応じ複製し、ワードを入力してい見ましょう。文字数がテンプレートと同じでなくてもいけますよ!
ということで、いかがでしたでしょうか?
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