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【修理実績】Galaxy SC-53C(A53 5G )|突然電源が落ちて起動しない症状を診断

9月12日
読了時間: 3分

今回は、Galaxy A53 5G(SC-53C)の起動不良についてご相談をいただきました。

Galaxy SC-53C(A53 5G )

症状としては、使用中に突然フリーズし、その後いったん再起動したものの、数分後に再び再起動。最終的にはドコモのロゴ画面が表示されたあと電源が落ち、それ以降まったく起動しなくなったとのことでした。

充電器を接続しても画面表示や振動などの反応はなく、本体が温かくなる様子もありません。



まずは充電状態を確認

最初にUSB電流チェッカーを使用して、端末がどの程度電流を受け取っているか確認しました。

測定すると、電圧は約5.2V出ているものの、電流は0.05~0.07A程度。


テスターで電流と電圧を測定

完全に0AではないためUSB端子から電気自体は入っているものの、通常の充電状態としてはかなり小さい値でした。

このため、

  • USB-C端子や充電基板

  • バッテリー

  • メイン基板の電源系

などを候補として切り分けを行いました。



バッテリーの再接続を実施

背面パネルを開け、バッテリーコネクタを一度外して電源リセットを実施しました。

数分置いたあと再接続し、再度USB電流チェッカーで確認しましたが、電流値はほぼ変わらず、0.06~0.07A程度のままでした。

サイドキーと音量DOWNを使った強制再起動も試しましたが、電流値に大きな変化はなく、画面表示や振動も確認できませんでした。

バッテリー交換でも改善せず

次に、故障原因として比較的可能性の高いバッテリーを交換して確認しました。

しかし、交換後もUSB電流チェッカーの値はほぼ同じで、端末の反応も変化しませんでした。

この結果から、バッテリー自体が原因である可能性は低いと判断しました。


別のバッテリーと交換しても症状が変わらず


最終的にメイン基板故障と診断

今回の症状は、

  • 使用中に突然フリーズ

  • 一度は再起動

  • 数分後に再び再起動

  • Docomoロゴ表示後に電源断

  • その後完全に起動しない

  • 充電電流が非常に小さい

  • バッテリー交換でも改善しない

という流れでした。

これらの状況から、最終的にはメイン基板側の電源管理回路や起動回路などに不具合が発生している可能性が高いと診断しました。

今回は残念ながら端末の復旧には至りませんでした。



データが必要な場合は基板交換に注意

今回のお客様は、端末内部のデータも重要とのことでした。

このようなケースで注意したいのが、単純にメイン基板を交換してしまうと、元の基板に保存されているデータはそのままでは取り出せなくなるという点です。

そのため、データが必要な場合には、基板交換ではなく、元のメイン基板を修理して一時的に起動させるデータ復旧作業が必要になる場合があります。


基板上の電源ICやCPU周辺の修理になると、顕微鏡やマイクロハンダ設備を使う専門的な作業になるため、通常の部品交換修理とは内容が大きく異なります。



ファイブボックスでは、修理できるかどうかだけではなく、症状を確認しながら原因の切り分けも行っています。

Androidスマートフォンの電源が入らない、充電できない、画面が映らないなどの症状でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

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