このブログテーマでは、スクラッチの初心者から上級者まで、ちょっとお役に立つ情報を不定期で紹介していきます。
今回は背景画像を途切れることなく、ずっと水平方向に移動させ続ける方法についてご説明します。
下の動画は不定期配信の「ファイブボックス 一分間スクラッチ講座」です。ご興味のある方は併せてご参照ください。
1,背景画像の準備
スクラッチの背景(ステージ)画像は移動することができないので、背景を動かしたい場合はスプライトにコピーをして活用します。
1枚の背景画像を繰り返し表示する場合、2枚以上に複製しスクロール移動させることで、切れ目のない背景移動を実現することができます。
ただし、まったく同じ画像を使ってしまうと、2枚の画像の切れ目に継続性がないため、とても不自然に見えてしまいます。
このような場合は、一方の画像を反転させることでつなぎ目を自然に見せることができます。
つなぎ目は左右対称になるので、画像によっては不自然に見える場合もありますが、今回は一つの方法として、この方法を採用してみます。
背景画像柄任意の画像を取得、コピーボタン、またはWindowsの場合は「Controlキー」+「Cキー」で、MacPCの場合は「Commandキー」+「Cキー」でクリップボードにコピーします。
スプライト選択ボタンから「描く」で新規スプライトを作成。コピーしておいた背景画像を「貼付けボタン」または、Windowsの場合は「Controlキー」+「Vキー」で、MacPCの場合は「Commandキー」+「Vキー」で貼り付けます。
作成した「コスチューム1」を複製、または新規コスチュームで背景画像を貼り付けて「コスチューム2」を用意します。「左右反転」ボタンを使って「コスチューム2」の画像を左右反転させます。
これで左右対称の2つのコスチュームができました。
2,背景スプライトのプログラム
2つのスプライトはクローンを使って複製します。まずはクローンを生成するプログラムです。
旗が押されたとき
本体は隠します(クローン活用の基本)
コスチュームをコスチューム1にする
自分自身のクローン(コスチューム1のクローン)を作成
コスチュームをコスチューム2にする
自分自身のクローン(コスチューム2のクローン)を作成
続いてクローン後のプログラムです。
クローンされたとき
表示する(本体を隠したのでここで表示)
初期位置を指定
コスチューム番号が1なら、x座標を 0、y座標を 0 (画面中央)に指定
コスチューム番号が2なら、x座標を 480、y座標を 0 (画面右端)に指定
繰返し処理を実行
x座標が-464(移動限界の 1つ手前)より小さくなるまで-2ずつ移動
移動速度を -2 にしていますが、この部分は各自理想の動きに合わせて調整してください。
ファイブボックスでは、スクラッチやUnityの個別指導のオンラインレッスンを行っています。
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